Producttion Note


ショニサウルス Shonisaurus

三畳紀の海棲爬虫類からウタツサウルス、ギンポスポンディルスに続いて3作目になります。上野科博の頭骨を見た時から作ってみたいなぁと考えておりました。おそらく1/35scaleの作品の中では過去イチの大きさだと思います。(長さとしては)恐竜ではないですが、中世代の動物って三畳紀ジュラ紀白亜紀と時代を経るごとに大きくなって、多様になっていくようなイメージがありますが、どっこい海には三畳紀の時点でこんなどデカい生き物が居たんですね。

時代と共に生き物はもちろん「進化」していく中で、時代が進むにつれてより強く、大きくなるのはもちろんなんですが、それぞれの時代に、後の時代と比べても負けないくらい大きくて、強くて、また多様な生き物達の世界があったんですね。


それぞれの時代に、多様な生き物達の世界があり、ある時それらが絶滅を迎え、また後の時代に新しい世界が作られる。

生物が誕生して以来、輪廻ねように繰り返されてきた歴史というか出来事、三畳紀だって白亜紀だって、現代まで生き物はこんなに多様で面白い!なんて思いながら製作致しました。


さて、今回展示しているショニサウルスちゃん(メス)ですが、塗装についてはシロナガスクジラを基調にジンベイザメやマンボウを足してゴニョゴニョみたいなイメージです。思いつく限りの海に居る大きな生き物大集合。


本当は親子を作ろうかなとも思ったのですが、1頭の仕立てても悪くなかったので今回は1頭立て。私にとっては親子より1頭で作る方が冒険的でした。


ショニサウルス data

scale:1/35

size:50×30×45㎝

price:¥65000-


beyond the sea

首長竜の仲間の一部は、クジラのように海を回遊する生活様式だったのではないか、という学説をヒントに、回遊するエラスモサウルスの一団、群れの成体と、その間を自由に泳ぎ回る幼体の情景を製作してみました。


成体と比べ、幼体の体色は少しビビッドにしようとしてみたら、意図したわけではないですが、出来上がりをみると魚のシイラ色になってました。あとは成体との違いとして、クリクリおめ目で可愛らしく。成体は上段が雄、下段が雌のイメージで製作しました。爬虫類を参考にすると、雌雄の外観差が、ある、ない様々ですが作品として頭〜首のキールの発達により雌雄差としてみました。(そもそもキールのありやなしやはさて置き)雄は精悍に、雌は可愛く作ってあげたいな、と差をつけてみてます。


古生代の海のだって、ゆったりした平和な一面もあるよなぁそんな思いで製作しています。


beyond the sea」data


エラスモサウルス

1/35 scale


size 35×35×50


完成品 ¥98000-

「beyond the sea」

1/10 Futabasaurus suzukii

 

完成品¥110,000

 

上野の科博で子供の頃から観てきたフタバスズキリュウをいつか作ってみたいなと思っていました。

(フタバとタルボ、古生物との邂逅。)
せっかくの日本画恐竜展ですから、いつもより少し大きめのおよそ1/10スケールくらい。
頭を左右に振った時、水の抵抗を減らして獲物を捉えやすいように頭部付近にキールを付けてみました。あったかどうかはわかりませんが如何でしょうか。

製作はいつもよりサイズが大きいためン十年振りにスカルピーを使いました。エポパテではちょっと難しかったですね。。。
作品は受注生産を取らせて頂きますので、ベースは岩や板に替えて欲しい、支柱の長さの調整など自由に仕様を変更できますのでお気軽にご相談下さい。


1/35 アンハングエラ

パーツ総数 3点

頭部の再現の為に上顎と下顎を別パーツに分けています。ドライヤーで温めれば、翼はかなり表情が付けられます。

~塗装について~

①全身黒サフで下地塗装(黒立ち上げ)

②胴体部分から翼端に向かってタン・サンディイエロー系でグラデーション塗装。

③羽毛部分は明るさを変えたグレー系の色を暗い順に、3段階ほど重ね塗り。

④頭部は現存のツルやサギの仲間を参考に、差し色的青っぽく。

時間の都合上、エアブラシメインで塗装しましたが筆塗りだけで塗装しても充分仕上げられる大きさと

部品点数なので翼竜モデルは筆塗派の方にもオススメです。

 

 

 

1/35 ユタラプトル

パーツ総数 9点

はじめて制作した羽毛恐竜です。尾と胴体が切り離さざるを得なかったのが申し訳ありません…。

~塗装について~

①全身黒サフで下地塗装(黒立ち上げ)

②羽毛部分を白、頭はシルバーでベース塗装。体はカーキ&オリーブドラブ系。

③羽毛部分を青系で塗装、頭部はクリアイエロー、クリアオレンジ、クリアレッドを混色しながらグラデーション

④皮膚と羽毛の境目を白~グレー系で筆塗り

 

 

 

日本画恐竜展 出展作品

 

「LOVERS」

 

Product Note

1/35  プログナトドン

ベースサイズ 20×25(㎝)

モデルサイズ 35×40×60(㎝)

 

「まだ誰も見たことのない、古生物達の生きている姿」

Tokyo Modelingがテーマとして思う情景を、思いっきり自由に作ってみました。すっかり古生物界のニューヒーローになった感のある、モササウルス類。巨大なハンターとして描かれることの多い彼らですが、そんな彼らの出会い、求愛のシーンをイメージして制作してみました。メスを追うオス。現生するクジラが持つダイナミックさ・神秘さみたいな空気感が伝われば嬉しいです。

 

プログナトドン (P.curii)

白亜紀後期

分類 爬虫類・有鱗目・トカゲ亜目・モササウルス科

Classification

Reptilia/Squamata/Lacertilia/Mosasauridae 

 

価格 ¥120,000

梱包前に撮影した数少ない1枚(涙)

こちらはメス。オスとメスの違いについては、動物の場合大きさや色に差異があるものが多いですが、彼らの属するオオトカゲの仲間は見た目で区別するのって非常に難しい仲間な気がします(パッと見の性差異が少ない)また海に暮らす爬虫類(ウミガメ等)って、さらに差異が少ない気がします(個人的見解)ですが立体化する以上、視覚的にどっちがどっちか分からないと難しいので、少しだけオスはオスっぽい色にしてみました。

 

オスはどんなになっているか、是非直接ご覧いただければ「あぁ~w」と思っていただけるかなと思います(画像は後日掲載いたします)

 

制作風景

以前、制作したオープンマウスのプログナトドンを、クローズマウスへ、オスはポーズ付。クローズマウスはそれはそれでカッコイイ。クローズマウスはいずれキット化したいなと思っております。ポーズ決め。頭の中ではイメージが出来ていても、いざ組み立てるとアレ?アレレ?と思うところもあり…。いろいろ変えてみて、出来上がりました。一発で決められるようになりたい。